先週の木曜日はちょっと厄介な日でした。
年に1回かならず訪れるビザの更新にイミグレーションに出向くという行事です。
面倒な書類はセクレタリーのLaさんが揃えているし私たちは”間違いなく本人です”と証明するために顔を見せるだけなのですが、なぜかちょっぴり憂鬱で面倒だと感じるのです。
ビジネスで滞在するためにはNon-ImmigrantBというビザ通称ノンイミBビザを取得し、ワークパーミット労働許可証の申請へという流れですが、実際に本人が出向かなくてはならないのはビザの更新だけなのです。
さて、今年は10年以上の更新をなにごともなく経験している私にとって最も厄介な日であったと思います。
というのは、、
当日、私たちの引いた待ち番号が点滅したのでセクレタリーのLaがいつものようにまず係官の前に行って書類を見せる。 そんないつもと同じ様子を遠くからぼーっと眺めていて呼ばれるのを待っていたのですが、書類をチェックしている係官の手が止まってLaに対してないやらかにやら説教をしているように見えるのです。
それに対してLaもあれやこれやと言っている様子。 するとそこに割り込むようにLaと同じ立場らしき申請書類を抱えた女性が割り込んでなにやら係官に訴えているように見えるのです。
Laとその女性は二人で抗議しているように見える。。。。。最後に年配でいかにも冷たそうな表情の女性係官が( ̄▽ ̄)ニヤリと笑ってしょるいをポンとLaに返したのが見えました。
え?いったい何事? 私たちは呼ばれないまま、、書類を返された???
Laが暗い顔をして戻ってくるなり ”マダム、すぐに出国してください!”とわけのわからないことを言うではありませんが。
今思えば、たぶんLaは動揺して係官の言った言葉の趣旨が読み取れなかったのだと私は思いました。
どんな大問題が起こったのかと思いきや、今年から変わったルールに則った書類が添付されていなかった、ということでそれを知らない人々が書類を返されたということでした。
なーんだ、それなら新しい書類を取り寄せて再提出すればよいじゃないのーーーと思いますよね。 ところがその書類は税務署でもらうもので最低でも2日は必要だということ。 その日は木曜日だったのですが、金曜は祭日、土曜、日曜は役所は休み、、、、、あれあれ私のビザは月曜までで失効してしまうのです。
なので失効前に出国しなさい、と係官が言ったとLaが私に言うのです。
ビザを取得している方はわかると思いますが、国外に出てしまうとビザは完全失効してしまい更新はままならなくなり、再入国は観光ビザを取得しなければなり、ビジネスビザの取り直しとなります。 そんなひどいことを係官が言ったか言わないかは定かではありませんがとにかく大ピンチには違いない。
月曜中に税務署から書類を出してもらってイミグレに行けば問題ないと思うのですがLaはだめだという一点張り。 本当に困りました。
こんなときに助かるのがタイ人のお友達ネットワークでして、弊社のアカウンタントの友人の税務署員にお願いして書類を早く出してもらうまでは良かったのですが、最短で火曜日とのこと。 ビザは月曜までなのでやはり失効してしまいます。
そこで、今度はイミグレに知人がいるタイ人に電話をして事情を話してみたところこれが見事にヘルプしてくれました。
結論から言うとビザがすでに失効した火曜日にその彼女とイミグレに行き、同じ係官の女性は何事もなかったように”リヤップローイ(終わりです)”と笑顔で私に向かって言って無事にビザの更新ができました。
まるで魔法。
と、いまだから言えるのですが私にとって先週の木曜からイミグレに行った火曜日までは地獄に落ちたような気分になり胃痛がして動悸が激しくなりました。
実は5日の水曜日は私の誕生日でしたが”オクパンサー”の禁酒日でしたのでレストランでの食事を6日の木曜日に予定していたのですが、そんなことですっかりと気持ちがダウンしてしまい中止にしました。 なんということでしょうね。。。
今日はなんとか立ち直りつつあるのは綺麗なオパールを入手したからにほかならないと思います。 オパールは10月の誕生石ですから、石にひっそりと”お誕生日おめでとう”と言ってもらったようで泣けてしまいましたが、なんとなく救われた気持ちになりました。
これです
綺麗な石は本当に心を癒してくれますね。
更にうれしいのはこの大振りのオパールがもっと入手できそうだということなので、今日の午後は急きょ日本のバイヤーさんに連絡をして限定数で販売したいという旨を伝えました。
この大きさのオパールが指に乗ると朝露が太陽の光を受けているように見えて元気がでますので是非自分の分も製作するぞ!と元気も出てきました。
そして
来年からはビザの更新は余裕をもって2週間前だ!!と心に誓ったのでした。
それでは!