お客様からのリクエスト
2016年 06月 17日
特にヨーロッパの方からのご要望ですが、なかなか対応できないままきてしまっていました。
翡翠の大ぶりのカービングについてです。
大ぶりのカービングにシルバーにデザインのついたベイルをつけたものを販売してほしい
なるほどー。。
アートラインの翡翠のカービングはA翡翠(無処理)に熟練工のカービングの技術が加えられてできたものなので、ワンシーズンで終わらずすっと長くお子様の世代にまで譲ってほしいという気持ちもあって耐久性があり、色の変色もすくない14Kや18Kゴールドやプラチナの金具をつけることにしています。
ですが欧米の方は髪の毛や目の色が東洋人と異なるせいか翡翠のグリーンにゴールドカラーよりもシルバーカラーのほうがシックで好ましいのだそうです。 また、ゴールドのデリケートなベイルよりもデザインのついたどっしりと重たい感じのベイルがシルバーであれば実現するのではということでもあるかと思います。
観光でいらしたお客様ではお時間も限られていてなかなかご要望にお応えができないのですが、昨日はバンコク在住のイタリアマダムからのリクエストなのでちょっとやってみようか、ということになりました。
マダムのお気に入りはこの翡翠のねこちゃん
ぽってりとした形と翡翠のボリューム感がお気に入りになって即決してくださったのですが、ジュエリーはすべてシルバーで統一しているとのことでゴールドである部分にちょっとひっかかりがあるようでした。
で、
この猫ちゃんはラッキーにもベイルのついていないカービングの在庫がオフィスに数点ありましたのでベイル部分をオーダーメイドでシルバーで作成させていただくことになりました。
こちらのマダムのようにバンコク在住のお客様であればお時間をいただけますので、こういったご要望にも今後はこたえていきたいと思っています。
このことがあって翡翠の大ぶりのカービングと個性的な大ぶりのシルバーパーツをいろいろとあわせてみたのですが、これがなんともカッコいい感じなのです。
トラデイショナルな翡翠が、ちょっととんがったタイプのオシャレなジュエリーになったりします。
量産はできませんが、1点1点デザインをつけたものをSheenに並べていきたいと思っています。
お客様のリクエストは思いがけなく翡翠の新しい方向性をしめしてくださってデザインの想像が膨らみます。
また一つ仕事が増えて頭はパンクしそうですけど。。。時間のある時にやっていきたいと思っていますので気長にお待ちくださいませ。
それでは!
(おまけ)
(カービングのモデルになった弊社カーバーの父宅の猫。この子ったら猫のくせに従順で、呼べばささっと寄ってくるし頭をなでると体を摺り寄せてくるし、本当にかわいいのー。 赤ちゃん時代は階段の格子の間から顔をだしてニャー!と挨拶してきた好奇心旺盛な子でした)