和装ブランドFuの手掛けたオーダーメイドの簪



Fuブランドで最初に製作してものは翡翠の帯留めでしたが、オーダーメイドではジュエリーカンザシのオーダーを頂いて11月の1か月をかけて制作していました。

日本のカンザシは古くは真ちゅうを使っていますが、ごくごく細いカンザシなどはシルバーで作ったものもアンテイークでみかけます。

カンザシは和装の時に髪に刺す髪飾りなので大きなものになるとシルバーではとても重すぎるし、ましてやゴールドとなると相当薄く作らないと重たくて髪に刺していることができないのではと思います。

オーダーは日本からではなく某外国から来たのですが、長さが10cmもありしかもボリューミーなデザインでダイヤモンド、ルビー、サファイアが入るという豪華なものです。 

最初のデザインはこんなでした。
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石を留める部分がドーム型になり裏は葉の形の透かし彫りで蓋をします。

いつも原型はシルバーで作りますが、これはワックスで作りました。
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これをシルバーでキャストしてから詳細をシルバーの段階で作ってゆきます。
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シルバーの上に石を置いてバランスを確認しました。  ここでお客様の気持ちが変わってセンターの花のベゼルセッテイングをやめてフラッシュセッテイングにするということになりました。  普通はそのような変更はもっと前の段階でないと非常に困るのですが、今回はどうしてもというご希望でしたので花の部分を削り、更にフラッシュセッテイングできるようにシルバーの厚さを補強しました。 119.png いやいやこれはちょっと手間がかかりました。

隙間ができすぎないようにサファイアを増量したりしてバランスを取りながら石の位置を決めて石留職人にバトンタッチしました。

石留職人はエングレービングが大変に得意なのでビーズ飾りの部分の彫りも丹念に時間をかけて行いました。

デザインの段階から完成までは1か月半くらいかかりましたがなんとかかんとか。

ビンテージ風にというご希望でブラックロジウムをかけて軽く磨いて完成させました。

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カボションのルビーとローズカットのダイヤモンドがアンテイーく風な味を出しています。

裏のリーフのオープンワークは別の職人がソーイング(糸のこでメタルをきってゆきます)で作り、その後エングレービングの得意な職人の手によってリーフらしく仕上げられたのですが、お客様にお渡しする前に写真を撮るのを忘れてしまいました。。。。

結局シルバーで作成することになりましたが、良い感じに仕上がったと思います。

さて、来月はこれと同じものを18Kで作成します。

とても気に入ってくださった同じ方からの注文ですが、型を起こして制作していないのでまらゼロから作ります。

全く同じものを18Kでというリクエストですが、さてさてどこまで同じにできるのでしょうか、、、

製作は年明けになりますが、完成したらアップしますね。 今度は裏のエングレービングも!

それでは!

by sheenbangkok | 2018-12-21 22:43 | ジュエリー | Trackback | Comments(0)

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