2018年 10月 09日 ( 1 )

本気モードにスイッチが入った親方

2018年のアートライン春夏のコレクションの製作で精根使い果たした様子だった弊社のカービングのエース、通称”親方”がいおよいよ本気モードに入った模様。

この夏はゆっくりペースで作品を仕上げていったのでプレッシャーもなく英気が養われたのだと思います。 このままずっとのんびり休暇モードだったらどうしようか、あるいはいつもの”マイサバイ”(やる気がないときの言い訳、”具合が悪い”)が始まったらどうしようか、芸術家だからしょうがないのか?などなど9月に入ってから私の心の中は心配の嵐が吹き荒れていたのですがどうやらスイッチがオンになった模様。

2019年の新作もそろそろ形にしなければならない時期に来ていますのでギリギリですね。

あれやこれやとずっと作り直していた子供のガネーシャ”ベビーパピカネン”も結局は親方が一人で全部やるということになり、やっと形が決まりました。 
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頬杖をついて居眠りしているような子供のパピカネンをここまでふくよかに立体的にかわいくできました。 後ろ姿までも哀愁あります。 何度もやり直してもらったので何か月もかかってできた最初の2pcsですが、もちろん”GOサイン”を出したのでこのままこつこつと作り続けます。 パピカネンを彫る名人にも加わってもらう予定だったのですが、翡翠職人は決まったモチーフだけを作り続ける人が大半で、このようにオリジナルのポーズで前例のないデザインを作りこなしてゆくには数か月の時間が必要です。 親方のように短時間でワックスサンプルと同じように削れる人はまだ見たことがありません。

よって気の短い親方は結局全部じぶんでやる!と言い出しました。 。。。あれあれ、。。。もう数を多く作ることはできませんね。 103.png はは

しかし、親方のスイッチがONになったようなので9月は透かし彫りの花をデザイン通りに優美な形に彫ってもらっていました。

これはブローチにする予定なのですが、ちょと気持ちが揺らいでいます。

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クロードモネの“睡蓮”の池を覗くとこんな風景が見えそうな生き生きとした蓮の花と葉、そして蓮の実の透かし彫りカービングです。

ブローチピンを裏に着けようと思っているのですが、見てください!裏も素敵。 メタルを貼るのが勿体ない気がします。 ブローチペンダントとして考えていた曲線なので”ああどうしようか!”と悩んでいる最中です。  

どの作品も見た通りの時間のかかるもので天才の親方とて沢山は彫れないでしょう。。


そして、今日はイヤリングの原型ができてきました。 これは皆様からリクエストを頂いていた待望のフープイヤリングです。  このウグイス餡色の翡翠が主役ですが、フープだけでもかなり存在感あるので翡翠を外せるようにしました。
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シルバー原型で試していますが、実際にゴールドになるともっと色が映えて顔映りもよくなると思います。

こちらはカービングのように彫りに時間がかかるというものではありませんが、この色、石質が出る分だけです。 まだ全部はカットしていませんが、滅多に出ないようなきれいなウグイス餡色なので他の原石では代用できず、さてさて何セットできるかな??

親方の本気モードのスイッチがオンになって私の製作スイッチもいよいよオンにならざるえない10月、、、これからしばらく忙しくなります。

それでは!


by sheenbangkok | 2018-10-09 22:49 | 翡翠 | Trackback | Comments(0)